デジモンtriを観てきたので淡々と感想を書く

※ネタバレあり



好きだった点
・キャラデザ色々言われてると思うけど、個人的にはすごくよかったと思う。アニメとリアルのバランスが丁度良い絵柄だと思ったし、皆成長しても面影を残しつつ格好良く、可愛く成長している感じが素晴らしい。特に光とヤマトは02のキャラデザが微妙だったので、今回のデザインは満足。空の髪型はもうちょっと何とかならなかったかな……
・声。全然違和感が無かった。とはいえボクは普段からアニメ見る時全然CVとか気にしないタイプの人間なので声優には疎い方なのだが、なんかよく分からんけどメインキャラの声優が何人か変わっていたらしく。でもその辺全く気にすることなく観終えたのでそれは良かった点かな、と。いやまああくまで個人的感想なので、声にこだわっている人からしたら違う評価になるかもしれないけど。
・新キャラが何人か出てきたけど、皆魅力的で良かったと思う。普通、こういう続き物の作品って途中から新キャラ出すの凄い難しいと思うし勇気いると思うんだけど、あの学校の先生も謎組織の女上司も新しい選ばれし子供も皆世界観とマッチしていて上手くやったなって感じ。




嫌だった点
・ストーリー稚拙すぎじゃね。いやまあ読書が好きな人間だからどうしても脚本には厳しくなりがちなのかもしれないけど、それにしたってストーリー酷くないか。いや、物語が動き始めるにあたって太一に悩みを作らせるのは正解だと思うけど、それが「自分が戦うことで誰か(何か)を傷付けたくない」ってさあ……。しかも特に理由もなく吹っ切れて、特に理由もなくまた悩み始めるし。最終的に太一の悩みが解けないオチで行くんだったら、冒頭から悩ませる必要ないじゃん。昔のようにガンガン戦う→オメガモンの攻撃の時に街に被害が出そうで躊躇する→悩んで終わる、でいいじゃん。それをウダウダ悩む→なんかよく分からんけど復活してオメガモンに進化→敵は倒したけどやっぱり悩み継続、ってさあ。
最初から最後までソワソワする展開じゃん、興行作品としてどうなのそれ。
・ジョウ好きなのに扱い悪すぎ泣いた。しかも戦い差し置いて受験勉強ってどうなのそれ。ジョウってそういうキャラじゃなかったでしょ、勉強より大切なモノがあることに気付いたあの夏のジョウは何処に行ったの。
・太一とヤマトの口論中に空気読まず光子郎が喋り続けてたあのシーン、シリアスな展開なのに何故ギャグ要素を入れてしまったのか、しかも光子郎って別にお喋りキャラじゃないのにさあ。
・太一が光子郎からゴーグル貰うシーンは良かったんだけど、しいて言うならゴーグル掛けるのはクライマックスの太一が復活するシーンにして欲しかった。悩みから解放された太一が昔のようにゴーグルを上にグイっとあげる、みたいな。そしたら多分盛り上がったと思うんだけどなあ。



まあアレだ、脚本には全体的に納得がいかなかったけど、でもこれ全7章のうちの序章だし、今の段階でストーリーについて批評するってのは野暮かもしれない。
なんだかんだ言って個人的にはフツウに楽しめたので、来年3月の第2章も楽しみに待ってます。