時の流れは早い

時の流れは本当に早いモノで、うちの職場には後輩が何人か入り、ボクは「職場の最年少」あるいは「新人」という肩書を彼らに渡すこととなった。新人という肩書は車に引っ付ける若葉マークみたいなもので、周囲はなんとなく優しく接してくれるけれども、ほんの少し、距離を置かれているようにも感じるもので。同僚でありつつもお客さん扱いされているような、そんな感じ。
僕としては、職場の人間からの、ある意味腫物に触れるようなそういう扱いがどうも苦手だったので、新しい新人が入ってきたことで相対的に職場における自分の異物感が小さくなったように感じて、それが結構嬉しい。
さて、肝心の仕事の具合については、順調とは言えないもののあえて職場外にいる時に考えるのも嫌なのでそれはそれとして、オフはオフで、去年よりも楽しめている気がする。仕事をこなすスピードが若干早くなったのに加え、仕事に問題を抱えながらも私生活では一切思い悩まないという、「二重思考《ダブルシンク》」を会得したことが大きい。去年はトラブルを抱えながら趣味に没頭することが出来なかったけれど、今年のボクは一味違うのだ。
……まあ、言い換えてしまえば「飼いならされている」ということではあるが、ボクが社会というものに飼いならされているとして、社会そのものに打ち勝つことが出来ない以上、飼いならされる方が賢明な生き方とも言える。足るを知るというか、自分の力量以上に金や時間を求めてはいけないということなのだろう。ビックブラザー万歳。

そんな訳で、今年度もだらだらと愚痴を綴っていきながら、それでもなんとかどうにか生計を立てていきたいと思った次第。