小説家になろうのお気に入り小説についてまとめてみた その2
どういう訳か、今まで書いた記事のなかでもっとも閲覧数が多いのが
小説家になろうのお気に入り小説についてまとめてみた - とある社会人の外付けハードディスク
だったりしたので、基本的にはつらづらと駄文を書き連ねているだけのこのブログも、時折はニーズなんてものを意識して更新してみるのもやぶさかではないのかな、なんて思った次第でありまして、ようするに多少なりとも反響があるのが嬉しかったので、再びレビュー記事を書こうと思った訳。
で、前回は評価基準、とかいうよく分からない指標を自身に課してレビューしていた訳だが、今回はそんなのはしません。
と、いうのも。
本当の面白さは、曖昧な「評価基準」という概念では決して測れないモノだろう?
つまり、独善的価値観に依った評価なんていうのは、作品の本当の魅力を表すのには不適切なのさ。本当は基準点つける作業が面倒だっただけなんて言えない
代わりといっては何だけど、今後はテーマを決めて作品を抽出していこうと思う。
(今後があるのかは分からないけれど)
今回のテーマは「学園物」で。
時は2010年。
第二次世界大戦末期に現れた『ES能力者』により、“本来”の歴史から大きく道を外れた世界。“本来”の世界から、異なる世界に変わってしまった世界。
人でありながら、人ならざる者とも呼ばれる『ES能力者』は、徐々にその数を増やしつつあった。世界各国で『ES能力者』の発掘、育成、保有が行われ、軍事バランスを大きく変動させていく。
そんな中、『空を飛びたい』と願う以外は普通の、一人の少年がいた。
だが、中学校生活も終わりに差し掛かった頃、国民の義務である『ES適性検査』を受けたことで“普通”の道から外れることとなる。
夢を追いかけ、様々な人々と出会い、時には笑い、時には争う。
これは、“本来”は普通の世界で普通の人生を歩むはずだった少年―――河原崎博孝の、普通ではなくなってしまった世界での道を歩む物語。
なろうのSFモノで最も人気な設定は、恐らくVRMMO系(SAOとか.hackみたいなやつ)だと思うのですが、次に人気な設定はたぶん超能力(ESP)系だと思います。果たしてSFの範疇に含めていいのかビミョーですが……
(SFという世界は想像以上に広大ですし、恐らく含めて良いんじゃないか、と)
基本的には軽いノリの学園物である一方で、実はなかなかに設定は凝られていて、その辺のギャップがこの作品の魅力かなあ、と。
主人公の設定的に、俺TUEEE物でもあるのですが、努力家な主人公が努力の末に徐々に才能を覚醒してゆき、少しずつ周囲の人々に認められる感じが何とも心地いい。
ヒロインも複数人いるけれど、過度なハーレム構成にはなっておらず、主人公以外のクラスメイトにも時折見せ場があるような作品なので、幅広い層に楽しめる作品だと思います。
未完ですが、今のところはエタってないです。
「幻影獣」と言われる怪物に蹂躙される世界。平凡な少年・澄空悠斗は、ある日突然「世界最高のBMP能力者」と断定され、ソードウエポンの称号を持つ少女と共に、幻影獣との戦いに身を投じていく。といった感じの話です。よろしくお願いします!
あらすじを読んで分かるように、前述の「平和の守護者」に若干似た設定の小説。
違いとしては、「平和の守護者」が自衛隊学校のような雰囲気である一方、「BMP187」は普通の高校生活の雰囲気、という感じ。
恋愛要素、学園要素はこっちの作品のほうが濃密なので、学園物を楽しみたい方にはこっちの作品のがオススメな気がしないでもない。
「平和の守護者」はミリタリー要素が強いので、そっち方面が好きな人向けかな。
主人公が普通に学園生活を楽しむ傍ら、世界の命運をかけた戦いに関わっていくという感じの構成になっており、「禁書」「劣等生」のようなコテコテの厨二作品(褒め言葉)が好きな人にはとてもオススメできる作品です。
私立静樺高等学校に通う男子生徒達に、夢という名のエロスを提供する組織《レディバグ》
そのリーダーである、二年七科の男子生徒水軒口悠来。普段は良いところなしの彼だが、スイッチが入ったときの、頭の回転の速さは一目置くものがある。
そんな闇組織を仕切る彼だが、レディバグが学校の風紀機関《花杏会》から、取り締まりを計画されていることを知る。
勿論、悠来はそれを防ごうとするが、花杏会にはなんと彼の血の繋がっていない、同年の妹がいて……事態はまずい展開へと進んでいく。
エロスを渇望する、男達の物語。
なにい、SF、ファンタジーには飽きただって!?
そんな貴方にオススメしたいのがこの作品。
めちゃんこ頭の良い主人公が、風紀委員会の目を搔い潜って闇組織を運営するというアホ設定の小説。だがこのアホさ加減がいい具合に青春っぽさを醸し出している。
SF要素もファンタジー要素もない学園モノでアホなことをやっている作品と言われると「バカテス」が真っ先に思い浮かぶのだが、作品のノリとしてはあんな感じだと思っていただいて差支えない。
あるいは「理由あって冬に出る」のノリを更に軽くした感じといったら理解できるだろうか。
メインヒロインの一人として恋野さんという人がいて、とてもいい味を出している。
クール系の変人って良いですよね。
では、今日はここまでという事で。