小説家になろうのお気に入り小説についてまとめてみた

例にもれず、自己完結するまとめになる予定。普通はこういう記事だと、読者についての紹介、というカタチで話を続けていくのだろうけれど、ここではあくまで独善的に好きな作品についてまとめてみたいと思う。

(てか、読者いないし……)

 

 

 

1 評価基準

これを設けないと、どうしても作品の魅力とかが客観的に測れないからね。

そもそも創作物っていうのは人間の感性に働きかけるものであって、それゆえに、創作物を対象として客観的評価を下すということは往々にして難しいとボクは思うんだけれども、それにしたって、客観的に物事を評価しようとする姿勢が必要ないかと言われれば、それは否で。

今回はあくまで個人的な独善的価値観に基づいて評価していく予定だけれど、物語の魅力を複数の評価基準に当てはめる形式で綴っていきたいと思います!

 

ではその「複数の評価基準」とは何ぞや? と思ったそこのアナタ、あなたは少し人生を生き急いでいる危険性があります。もう少しのんびりと人生を楽しんでもバチは当たらないと思うぜ。ほら、心配しないでも今から書くからさあ。

 

世界観

ストーリー

文章力

キャラクター

読みやすさ

 

この5つの基準について☆1~☆5で評価していきたいと思います。

読了感とか意外性とか、本当はそんなのも入れたかったんですけれども、上の5つと比べると曖昧な基準になりそうだからやめておきました。

あと本当は五角形のレーダーチャートとか使ってみたかったんだけど、面倒臭そうだからヤメだヤメ!

 

 

 

 

 

2 作品評価

 

というわけで早速評価していくとする。

言葉を飾る事に意味はない。思いついた作品からちゃっちゃと書いていこう。

 

 

 

超絶政治闘争学園ノブリス

 

世界観    ☆☆

ストーリー  ☆☆☆☆☆

文章力    ☆☆☆

キャラクター ☆☆☆☆☆

読みやすさ  ☆☆☆☆

 

少年、渡会夏彦は憧れだった超マンモス校、ノブリス学園に入学する。
ノブリス学園は数多くのエリートを輩出してきた名門校である一方、来る者拒まずで誰でも入学できる学校であり、入学した後で能力によって明確に差別される厳しい学校でもあった。
特に秀でた能力もなく、憧れだけでノブリス学園に入学した夏彦だったが、やがて学園の闇で起こる六つの会と六人の王による、『限定能力』と呼ばれる特殊能力を使った血みどろの抗争に巻き込まれていく。番外編不定期更新。

 

 

感想:

いいよ、これはいい。オススメ。

ストーリーが☆5つ。キャラクターと読みやすさが☆4つ。ロウファンタジーとしては設定は斬新ではないけれど、かなり練られていて、読み応えがある。

特定の人に深く刺さるというよりかは、大衆受けする作品だと思います。

小説家になろうには異世界トリップ物と俺tueeee物しかないじゃねえか、と愚痴をこぼしているそこのアナタ、総合的に完成度の高いロウファンタジー作品がここにありまっせ。

気に入った方は作者の別の作品もオススメです。

 

 

 

 

小さな魔女と野良犬騎士

 

世界観    ☆☆☆☆

ストーリー  ☆☆☆

文章力    ☆☆☆☆

キャラクター ☆☆☆☆☆

読みやすさ  ☆☆☆

 

 大河の恵みにより、肥沃な大地が広がるエンフィール王国。うっかり死にかけていた元騎士のアルトが、偶然通りかかった魔女のロザリンに助けられたことから 始まった、奇妙な共同生活。能天気通りと呼ばれる下町で暮らす二人に集まるのは、風変りな連中や面倒臭い事件ばかり。地位も名誉も金も無い野良犬騎士アル トは、世知辛い世の中や、ロリコンの誹りにも負けず、一本の剣と男の矜持を背負って、厄介事に首を突っ込んでいく。

 

 

感想:

三人称視点で書かれた作品なので、読みやすさ、とっつき易さという点ではノブリスには劣るかも。けれども代わりに文章力には目を見張るものがあるし、ストーリーも重厚な出来になっております。作品全体のノリとしては初期の銀魂みたいな感じです。基本的にはゆるーいノリで進むけど、シメるとこはしっかりシメる、みたいな。

章ごとに出てくるヒロインもそれぞれ違った魅力を醸し出しているし、それでいてハーレムモノにはなっていないのも硬派でよし。あとヒロインの一人がモバマスの某ボクっ娘に激似

 

 

 

俺より強いあの娘を殴りに行く

 

 

世界観    ☆☆☆☆☆

ストーリー  ☆☆☆☆☆

文章力    ☆☆☆

キャラクター ☆☆☆☆

読みやすさ  ☆☆☆☆

 

「さぁ、俺より強いやつに会いに行こう!」
 対戦格闘ゲームのブームが去って数年、細々と経営を続ける街のゲームセンターの片隅で、磨きぬいた技術を競い合う格闘ゲーマーと呼ばれる人たちが居る。 お金にもならない、誉められることもない。それでも闘い続ける二人の格闘ゲーマー、浩介と忍の熱くて短いひと夏の物語………格闘ゲームを愛するすべての 人々と、格闘ゲームを知らない、あなたのためのお話です。

 

 

 格ゲーに青春を捧げる少年少女たちの生き様をこれでもか、ってなくらいに爽やかブルーハワイ風味で味付けしている作品。スポーツや勉学ではなく、人とはちょっと違った趣味に打ち込んだ学生時代を持つ方々にはとても楽しめる作品だと思います。

学生生活特有の爽やかさを違和感なく表現できているのに加え、格ゲー業界についてもリアルな視点で描けている気がします(自分自身は格ゲーには詳しくないのではっきりとは言い切れないけれど)。そういう意味で、世界感は☆5。あと、作者は演劇出身とのことで、ストーリーの構成が非常に安定しているのも魅力。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日のところはこんなところで。

なろうにはランキング以外でも面白い作品がたんまりと存在するので、時々記事でまとめていきたいと思います。