寂しいというか、侘しい

この前久々に大学時代の友人と会っていたのだが、彼もまた、来年には此の地を離れてしまうらしい。諸行無常である。
とはいえ今の時代、インターネットという便利な代物があるゆえにどんなに離れていても交友関係を継続するのは比較的難しくない。
むしろ交友関係を維持する上で差し支えるのは場所ではなく時間だろう。
真っ当に暮らして真っ当に働いている限り、自由な時間というのはFFTにおける源氏シリーズばりに希少であるからして、数少ない時間のリソースを使って友人と交流する気力というのがなかなか起きないのが実情ではなかろうか。
しかし彼女のいないボクにとっては、友人と遊ぶという選択肢が自身のMP(メンタルポイント)を回復させる数少ない行動である事は紛れもない事実なのだ。
だから、今後年を取るにつれて友人たちが役職についたり家庭を持ったりしてなかなか遊べない状況が続いてしまうと、ちょっとつらい。かといって気の合うパートナーを見つけるとなると、そっちは現実的に無理な気がする。将棋で言うところの「必至」という状態だ。このままでは詰んでしまう。寂しすぎて死んでしまうハムスターのように。

だから友人なり知り合いを増やさねばなるまい。
かといって友人になるには価値観のベクトルが近似している必要があるので、手当り次第という訳にもいかない。
という訳で当分は趣味に邁進して、その中で知り合いを増やしていきたいと思った。